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調子に乗って余計なことをしてはいけない話
横浜駅前の税理士赤沼です。
昨日、作家・中国古典研究家の守屋淳先生のお話を聞いて来ました。
メインテーマは孫子でした。
一番なるほどと肚落ちしたのは、最後の質疑応答での先生のお言葉でした。
2500年前の古代の漢字が並ぶ漢文ですから、文字の意味はおろか、文章の読み方も何が名詞なのか動詞なのか、肯定文なのか疑問文なのか、文章の切れ目がどこなのか、中国の専門家でもほとんどわからいのが実態。
だから過去に千以上の注釈が生まれるのであり、研究化100人いれば100通りの解釈が成り立つものと聞き、少しほっとしました。
ひたすら過去の研究家の資料をつなぎ合わせて、自分なりに想像力を働かせて意味を読み解くと聞くと、本当に孫子を書いた人がそのような意味で書いたかどうかは今さらどうでも良くて、今の時代の人間にとって意味あることがそこから考え出されればそれで良いということは、あくまで孫子のような中国古典は思考するための叩き台というか道具なのだと理解しました。
たくさんの面白いお話を伺いましたが、初めて聞く話ではありませんが、蛇足とい言葉の由来になった故事は覚えていて損がないと思いました。
それはこんなお話です。
昔々中国のあるところで男が二人で酒を飲んでいました。
そしてお酒があと一杯だけになり、どちらが最後の一杯を飲んで良いかということになりました。
そこで紙と筆を用意し、先に蛇の絵を描いた方が最後の一杯を貰うということにしました。
二人で蛇の絵を描き始めましたが、一人の男は早々に書き終わりました。
その男はこれで勝負ありだと言って、余った時間で蛇の絵に足を書き足しました。
遅れて蛇の絵をかき終わったもう一人の男が、足がついていてはこれは蛇の絵とは言えないから、自分の勝ちだと言い最後のお酒を飲んでしまいました。
要するに調子に乗っていると得てして余計なことをしてしまうものだということです。
ここからわかるのは、どうも余計なことをするような人は、今が絶頂期のピークだから、後は落ちるだけということです。
そんな人や例に出会ったら、一緒に下り坂を転げ落ちないように注意しましょうという教訓です。
今乗りに乗っている顧問先の社長に、私はこのお話をし、余計なことはせず、今の調子が長続きするように願うとともの、来るべき衰退期に備えましょうとお伝えしました。