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NHKプレミアムドラマ「リキッド~鬼の酒 奇跡の蔵」に見る経営者というもの
先週の日曜夜より始まったNHKプレミアムドラマ「リキッド~鬼の酒 奇跡の蔵」を昨晩で第二話まで視ました。
ストーリーは金沢の老舗蔵元の二代目が親が亡くなったのを機に、勤めていた銀行を辞めて里帰りし、当初は処分しようとしていた酒蔵を復活再生させようと奮闘するお話です。
お酒を造る職人の杜氏は津川正彦が演じています。
プレミアムドラマと銘打つだけあり、終始極上の日本映画の風情を醸し出していて、美しい日本の原風景がこれでもかこれでもかと写し出されて目を奪われます。
一般視聴者と違う見方として特に私が感じたのは、極上の日本酒を造るためには子供の死に目にも会えないという職人気質の津川正彦を見ていると一つの仕事にすべてを注ぎ込んで素晴らしいものを作り出すという職人の姿はうらやましいと思えることです。
一方実家の蔵元を継いだ伊藤英明演じる主人公は、残っている数千万の借入金に加え、新たな酒造りに挑戦し盛り返していくために、新たな借入金を何とか調達し、鬼と呼ばれた杜氏(津川正彦)を口説き落とし、最新型の精米機を交渉して中古で購入、換金できるものはすべて売り払い、訳ありの人たちを従業員に雇い入れて職人を確保するなど、ほとんど蔵の中の酒造りにはタッチする時間さえありません。
もし酒造りが好きで自分で始めようという人がいたとしても、純粋に酒造りの現場には関わる時間はないでしょう。
そして酒造りに成功し素晴らしい酒が完成した時、手柄は全部それを作った杜氏と職人のもので、経営者は人から讃えられることはあまりないでしょう。
サラリーマンと経営者の違いを浮き彫りにしているように思いました。
やはり私たち会計事務所の人間は、そのような経営者の方の立場を理解し、そこに寄り添うようなサポートがしたいと改めて思った次第です。
このドラマはすべての人におすすめです。